gnome-autoar-0.4.4

gnome-autoar の概要

gnome-autoar パッケージは、アーカイブの自動伸長、圧縮、管理を行うフレームワークを提供します。

[注記]

注記

LFS や依存パッケージが本ブックに示す最新安定バージョンでなかった場合には、BLFS 開発版においては、パッケージのビルドや処理実行が適切に行われないことがあります。

パッケージ情報

gnome-autoar の依存パッケージ

必須

libarchive-3.7.2, GTK+-3.24.38

推奨

任意

GTK-Doc-1.33.2 (ドキュメントビルドのため)

gnome-autoar のインストール

以下のコマンドを実行して gnome-autoar をビルドします。

mkdir build &&
cd    build &&

meson setup --prefix=/usr       \
            --buildtype=release \
            -Dvapi=true         \
            -Dtests=true        \
            ..                  &&
ninja

ビルド結果をテストする場合は ninja test を実行します。

root ユーザーになって以下を実行します。

ninja install

コマンド説明

--buildtype=release: 本パッケージの安定版リリース向けに適したビルドタイプを指定します。 デフォルトにしていると、最適化されていないバイナリを生成する場合があるためです。

-Dgtk_doc=true: Use this parameter if GTK-Doc is installed and you wish to rebuild and install the API documentation.

パッケージ構成

インストールプログラム: なし
インストールライブラリ: libgnome-autoar-0.so, libgnome-autoar-gtk-0.so
インストールディレクトリ: /usr/include/gnome-autoar-0, /usr/share/gtk-doc/html/gnome-autoar

概略説明

libgnome-autoar-0.so

自動アーカイブ管理のための API 関数を提供します。

libgnome-autoar-gtk-0.so

自動アーカイブ管理を補助する GTK+ ウィジェットを提供します。