libarchive-3.7.2

libarchive の概要

libarchive ライブラリは、さまざまな圧縮フォーマットとの入出力を、ただ一つのインターフェースにより提供するものです。

[注記]

注記

LFS や依存パッケージが本ブックに示す最新安定バージョンでなかった場合には、BLFS 開発版においては、パッケージのビルドや処理実行が適切に行われないことがあります。

パッケージ情報

libarchive の依存パッケージ

任意

libxml2-2.12.3, LZO-2.10, Nettle-3.9.1

libarchive のインストール

以下のコマンドを実行して libarchive をビルドします。

./configure --prefix=/usr --disable-static &&
make

ビルド結果をテストする場合は LC_ALL=C make check を実行します。

root ユーザーとなって以下を実行します。

make install

コマンド説明

--disable-static: このスイッチはスタティックライブラリをインストールしないようにします。

--without-xml2: expat と libxml2 の双方がインストールされている場合に、xar アーカイブフォーマットへのサポートとして、本来なら適切な libxml2 ではなく expat を利用することを指定します。

--without-nettle: OpenSSL と Nettle の双方がインストールされている場合に、暗号化サポートとして、本来なら適切な Nettle ではなく OpenSSL を利用することを指定します。

パッケージ構成

インストールプログラム: bsdcat, bsdcpio, bsdtar, bsdunzip
インストールライブラリ: libarchive.so
インストールディレクトリ: なし

概略説明

bsdcat

ファイルを拡張し標準出力に出力します。

bsdcpio

cpio と同等のツール。

bsdtar

GNU tar と同等のツール。

bsdunzip

is a tool similar to Info-ZIP unzip

libarchive.so

数々のストリーミングアーカイブ形式を生成、読み込みを行うライブラリを提供します。