Sharutils-4.15.2

Sharutils の概要

Sharutils パッケージは 'シェル' アーカイブを生成するユーティリティを提供します。

[注記]

注記

LFS や依存パッケージが本ブックに示す最新安定バージョンでなかった場合には、BLFS 開発版においては、パッケージのビルドや処理実行が適切に行われないことがあります。

パッケージ情報

  • ダウンロード (HTTP): https://ftp.gnu.org/gnu/sharutils/sharutils-4.15.2.tar.xz

  • ダウンロード MD5 sum: 5975ce21da36491d7aa6dc2b0d9788e0

  • ダウンロードサイズ: 1.1 MB

  • 必要ディスク容量: 22 MB (テストスィート込み)

  • 概算ビルド時間: 0.4 SBU (テストスィート込み)

Sharutils のインストール

Fix a heap buffer overflow, and an issue exposed by GCC-10:

sed -i 's/BUFSIZ/rw_base_size/' src/unshar.c &&
sed -i '/program_name/s/^/extern /' src/*opts.h

以下のコマンドを実行して Sharutils をビルドします。

sed -i 's/IO_ftrylockfile/IO_EOF_SEEN/' lib/*.c        &&
echo "#define _IO_IN_BACKUP 0x100" >> lib/stdio-impl.h &&

./configure --prefix=/usr &&
make

ビルド結果をテストする場合は make check を実行します。

root ユーザーになって以下を実行します。

make install

パッケージ構成

インストールプログラム: shar, unshar, uudecode, uuencode
インストールライブラリ: なし
インストールディレクトリ: なし

概略説明

shar

"シェルアーカイブ" (shell archives または shar ファイル) を生成します。 これはテキストフォーマットであり、メールに添付することもできます。

unshar

shar ファイルを復元します。

uudecode

ファイルを読み込んで (またはデフォルトでは標準入力を読み込んで)、標準出力にエンコード結果を出力します。 エンコード結果は印字可能なアスキー文字のみが用いられます。

uuencode

ファイルを読み込んで (またはデフォルトでは標準入力を読み込んで)、uuencode により処理された内容を復元して標準出力に出力します。