libxslt-1.1.39

libxslt の概要

libxslt パッケージは XSLT ライブラリを提供します。 これは libxml2 ライブラリを拡張して XSLT ファイルをサポートするために利用します。

[注記]

注記

LFS や依存パッケージが本ブックに示す最新安定バージョンでなかった場合には、BLFS 開発版においては、パッケージのビルドや処理実行が適切に行われないことがあります。

パッケージ情報

libxslt の依存パッケージ

Required

libxml2-2.12.3

推奨 (実行時)

[注記]

注記

libxslt を利用しているアプリケーションは、直接の依存関係ではないにせよ、docbook-xml-4.5docbook-xsl-nons-1.79.2 を必要としているものが多々あります。

任意

libgcrypt-1.10.3

libxslt のインストール

以下のコマンドを実行して libxslt をビルドします。

./configure --prefix=/usr                          \
            --disable-static                       \
            --docdir=/usr/share/doc/libxslt-1.1.39 \
            PYTHON=/usr/bin/python3 &&
make

ビルド結果をテストする場合は make check を実行します。

root ユーザーとなって以下を実行します。

make install

コマンド説明

--disable-static: このスイッチはスタティックライブラリをインストールしないようにします。

パッケージ構成

インストールプログラム: xslt-config, xsltproc
インストールライブラリ: libexslt.so, libxslt.so, さらに任意ビルドとして libxsltmod.so Python モジュール
インストールディレクトリ: /usr/include/libexslt, /usr/include/libxslt, /usr/lib/cmake/libxslt, /usr/lib/libxslt-plugins, /usr/share/gtk-doc/lib{xslt,exslt}, /usr/share/doc/libxslt-1.1.39, /usr/share/doc/libxslt-python-1.1.39

概略説明

xslt-config

サードパーティー製のプログラムが libxslt ライブラリを利用するにあたって、必要となるプリプロセッサー、コンパイルフラグ、リンクフラグを決定するために利用します。

xsltproc

XML ドキュメントファイルに対して XSLT スタイルシートを適用します。

libexslt.so

XSLT 関数を取り扱う拡張機能を提供します。

libxslt.so

libxml2 ライブラリを拡張して XSLT 形式のファイルを取り扱う機能を提供します。