libgcrypt の概要
libgcrypt パッケージは GnuPG にて用いられるコードに基づいた、汎用的な暗号化ライブラリです。
このライブラリは、拡張性と柔軟性に優れた API 関数を利用して、暗号化に対しての高度なインターフェースを提供します。
注記
LFS や依存パッケージが本ブックに示す最新安定バージョンでなかった場合には、BLFS
開発版においては、パッケージのビルドや処理実行が適切に行われないことがあります。
パッケージ情報
libgcrypt の依存パッケージ
必須
libgpg-error-1.47
任意
Pth-2.0.7,
texlive-20230313 (または install-tl-unx)
libgcrypt のインストール
以下のコマンドを実行して libgcrypt をビルドします。
./configure --prefix=/usr &&
make &&
make -C doc html &&
makeinfo --html --no-split -o doc/gcrypt_nochunks.html doc/gcrypt.texi &&
makeinfo --plaintext -o doc/gcrypt.txt doc/gcrypt.texi
ビルド結果をテストするなら make
check を実行します。
root
ユーザーになって以下を実行します。
make install &&
install -v -dm755 /usr/share/doc/libgcrypt-1.10.3 &&
install -v -m644 README doc/{README.apichanges,fips*,libgcrypt*} \
/usr/share/doc/libgcrypt-1.10.3 &&
install -v -dm755 /usr/share/doc/libgcrypt-1.10.3/html &&
install -v -m644 doc/gcrypt.html/* \
/usr/share/doc/libgcrypt-1.10.3/html &&
install -v -m644 doc/gcrypt_nochunks.html \
/usr/share/doc/libgcrypt-1.10.3 &&
install -v -m644 doc/gcrypt.{txt,texi} \
/usr/share/doc/libgcrypt-1.10.3