Ed-1.19

Ed の概要

Ed は行ベースの (line-oriented) テキストエディターです。 テキストファイルの生成、表示、編集を、対話的に、あるいはシェルスクリプトからの実行でも実現します。 Ed を利用する人は、そう多くはありません。 なぜここで取り上げるかというと、patch プログラムが用いるパッチファイルにて Ed ベースのものが時々見受けられるためです。 もっともこれに出くわすことは非常にまれであり、通常は diff ベースのパッチファイルが用いられます。

[注記]

注記

LFS や依存パッケージが本ブックに示す最新安定バージョンでなかった場合には、BLFS 開発版においては、パッケージのビルドや処理実行が適切に行われないことがあります。

パッケージ情報

  • ダウンロード (HTTP): https://ftp.gnu.org/gnu/ed/ed-1.19.tar.lz

  • ダウンロード MD5 sum: fa861f0c9ebb8c0e1b79fda770a73b1c

  • ダウンロードサイズ: 65 KB

  • 必要ディスク容量: 1.2 MB

  • 概算ビルド時間: 0.1 SBU 以下

Ed の依存パッケージ

必須 (tarball 伸張のため)

libarchive-3.7.2 (bsdtar が必要)

Ed のインストール

以下のコマンドを実行して Ed をビルドします。

./configure --prefix=/usr &&
make

ビルド結果をテストする場合は make check を実行します。

root ユーザーになって以下を実行します。

make install

パッケージ構成

インストールプログラム: ed, red
インストールライブラリ: なし
インストールディレクトリ: なし

概略説明

ed

行ベースのテキストエディターです。

red

機能が制限された ed です。 これはカレントディレクトリ配下のファイルのみ編集でき、シェルコマンドの実行はできません。