libsndfile-1.2.2

libsndfile の概要

Libsndfile は、サンプルオーディオデータを含むファイルの入出力を行うライブラリを提供するものであり C 言語により提供されます。

[注記]

注記

LFS や依存パッケージが本ブックに示す最新安定バージョンでなかった場合には、BLFS 開発版においては、パッケージのビルドや処理実行が適切に行われないことがあります。

パッケージ情報

libsndfile の依存パッケージ

推奨

任意

alsa-lib-1.2.10, LAME-3.100, mpg123-1.32.3, Speex-1.2.1, SQLite-3.44.2

libsndfile のインストール

以下のコマンドを実行して libsndfile をビルドします。

./configure --prefix=/usr    \
            --docdir=/usr/share/doc/libsndfile-1.2.2 &&
make

ビルド結果をテストする場合は make check を実行します。

root ユーザーになって以下を実行します。

make install

パッケージ構成

インストールプログラム: sndfile-cmp, sndfile-concat, sndfile-convert, sndfile-deinterleave, sndfile-info, sndfile-interleave, sndfile-metadata-get, sndfile-metadata-set, sndfile-play, sndfile-salvage
インストールライブラリ: libsndfile.so
インストールディレクトリ: /usr/share/doc/libsndfile-1.2.2

概略説明

sndfile-cmp

二つのオーディオファイルを比較します。

sndfile-concat

複数のオーディオファイルを結合します。

sndfile-convert

サウンドファイルを他形式に変換します。

sndfile-deinterleave

マルチチャネル形式のファイルを、複数のシングルチャネル形式のファイルに分割します。

sndfile-info

サウンドファイルの情報を表示します。

sndfile-interleave

複数のシングルチャネル形式のファイルを、マルチチャネル形式のファイルに変換します。

sndfile-metadata-get

サウンドファイルからメタデータを抽出します。

sndfile-metadata-set

サウンドファイル内のメタデータを設定します。

sndfile-play

サウンドファイルを再生します。

sndfile-salvage

salvages the audio data from WAV files which are more than 4GB in size

libsndfile.so

libsndfile の API 関数を提供します。