SQLite-3.44.2

SQLite の概要

SQLite パッケージは トランザクション SQL データベースエンジンです。 特徴として、自己完結 (self-contained) していて、サーバーモジュールが不要、かつ設定が不要なものです。

[注記]

注記

LFS や依存パッケージが本ブックに示す最新安定バージョンでなかった場合には、BLFS 開発版においては、パッケージのビルドや処理実行が適切に行われないことがあります。

パッケージ情報

追加のダウンロード

任意のドキュメント

SQLite の依存パッケージ

任意

libedit and UnZip-6.0 (ドキュメントを伸張するために必要)

SQLite のインストール

任意のドキュメントをダウンロードしている場合は、以下のコマンドを実行することで、ドキュメントをソースツリー内にインストールします。

unzip -q ../sqlite-doc-3440000.zip

以下のコマンドを実行して SQLite をビルドします。

./configure --prefix=/usr     \
            --disable-static  \
            --enable-fts{4,5} \
            CPPFLAGS="-DSQLITE_ENABLE_COLUMN_METADATA=1 \
                      -DSQLITE_ENABLE_UNLOCK_NOTIFY=1   \
                      -DSQLITE_ENABLE_DBSTAT_VTAB=1     \
                      -DSQLITE_SECURE_DELETE=1          \
                      -DSQLITE_ENABLE_FTS3_TOKENIZER=1" &&
make

このパッケージにテストスイートはありません。

root ユーザーになって以下を実行します。

make install

任意のドキュメントをダウンロードしている場合は、root ユーザーとなって以下のコマンドを実行し、ドキュメントをインストールします。

install -v -m755 -d /usr/share/doc/sqlite-3.44.2 &&
cp -v -R sqlite-doc-3440000/* /usr/share/doc/sqlite-3.44.2

コマンド説明

--disable-static: このスイッチはスタティックライブラリをインストールしないようにします。

--enable-fts{4,5}: These switches enable support for version 3, 4 and 5 of the full text search (FTS) extension. Note that the --enable-fts4 switch enables support for both FTS version 4 and FTS version 3.

CPPFLAGS="-DSQLITE_ENABLE_COLUMN_METADATA=1 ... : Applications such as SeaMonkey require these options to be turned on. The only way to do this is to include them in the CFLAGS or CPPFLAGS. We use the latter so the default value (or any value set by the user) of CFLAGS won't be affected. For further information on what can be specified see https://www.sqlite.org/compile.html.

パッケージ構成

インストールプログラム: sqlite3
インストールライブラリ: libsqlite3.so
インストールディレクトリ: /usr/share/doc/sqlite-3.44.2

概略説明

sqlite3

端末操作により SQLite ライブラリへアクセスするフロントエンドです。 クエリーを対話的に実行しその結果を得ることができます。

libsqlite3.so

SQLite API 関数を提供します。