本ブックのいろいろな節においてはパッチが提供されています。 これは各パッケージを正しくビルドできるようにするためであったり、セキュアなインストールを実現したりするものです。 本ブックがパッチを提供する基準は、原則として以下のいずれかの基準によります。
コンパイル時の問題を解消します。
セキュリティに関する問題を解消します。
機能性が損なわれているものを解消します。
分かりやすく言えば、本書に含めているパッチは必要なもの、推奨されるものに限られます。 これとは別に パッチ サブプロジェクト (Patches subproject) にはさまざまなパッチが提供されています。 (そこには本ブックが参照しているものも含まれます。) これらを使えば、LFS 環境をお好みに応じて設定変更を加えていくことができます。