BLFS ブートスクリプトパッケージは、本書を通じて利用する初期化スクリプトを提供します。 本パッケージは LFS ブートスクリプトパッケージとともに利用することを想定しています。 LFS ブートスクリプトパッケージについては ../../../../lfs/view/development/chapter09/bootscripts.html を参照してください。
パッケージ情報
BLFS ブートスクリプトパッケージは BLFS ブックを通じ、初期起動スクリプトとして利用します。 LFS
とは異なり、各起動スクリプトは BLFS ブートスクリプトパッケージにて個別のインストールターゲットの形で提供しています。 BLFS
システムの構築中はパッケージソースをそのまま置いておくことをお勧めします。 BLFS
ブートスクリプト内の特定のスクリプトが必要になった時には、ソースディレクトリに移動し root
ユーザーとなって単にコマンド make install-<起動スクリプト>
を実行するだけです。
このコマンドを実行すると初期化スクリプトを適切なディレクトリにインストールします。(さらに補助的な設定スクリプトなどもインストールします。)
またサービスの起動、停止を適切なランレベルのもとで行うシンボリックリンクも生成します。
各スクリプトをインストールする前には、それが本当に必要かどうかをよく確認することをお勧めします。 またインストール後は、その起動と停止のシンボリックリンクが望んでいる動作を行うかどうかも確認してください。
ブートスクリプトは新パッケージへの対応や機能修正などのために日々更新されます。 ブートスクリプトの全バージョンは https://anduin.linuxfromscratch.org/BLFS/blfs-bootscripts/ から入手することができます。