8.63. Gzip-1.12

Gzip パッケージはファイルの圧縮、伸長 (解凍) を行うプログラムを提供します。

概算ビルド時間: 0.3 SBU
必要ディスク容量: 21 MB

8.63.1. Gzip のインストール

Gzip をコンパイルするための準備をします。

./configure --prefix=/usr

パッケージをコンパイルします。

make

コンパイル結果をテストするには以下を実行します。

make check

パッケージをインストールします。

make install

8.63.2. Gzip の構成

インストールプログラム: gunzip, gzexe, gzip, uncompress (gunzip へのハードリンク), zcat, zcmp, zdiff, zegrep, zfgrep, zforce, zgrep, zless, zmore, znew

概略説明

gunzip

gzip により圧縮されたファイルを解凍します。

gzexe

自動解凍形式の実行ファイルを生成します。

gzip

Lempel-Ziv (LZ77) 方式により指定されたファイルを圧縮します。

uncompress

圧縮されたファイルを解凍します。

zcat

gzip により圧縮されたファイルを解凍して標準出力へ出力します。

zcmp

gzip により圧縮されたファイルに対して cmp を実行します。

zdiff

gzip により圧縮されたファイルに対して diff を実行します。

zegrep

gzip により圧縮されたファイルに対して egrep を実行します。

zfgrep

gzip により圧縮されたファイルに対して fgrep を実行します。

zforce

指定されたファイルが gzip により圧縮されている場合に、強制的に拡張子 .gz を付与します。 こうすることで gzip は再度の圧縮を行わないようになります。 これはファイル転送によってファイル名が切り詰められてしまった場合に活用することができます。

zgrep

gzip により圧縮されたファイルに対して grep を実行します。

zless

gzip により圧縮されたファイルに対して less を実行します。

zmore

gzip により圧縮されたファイルに対して more を実行します。

znew

compress フォーマットの圧縮ファイルを gzip フォーマットのファイルとして再圧縮します。 つまり .Z から .gz への変換を行います。