11.3. システムの再起動

ソフトウェアのインストールがすべて完了しました。 ここでコンピューターを再起動しますが、いくつか注意しておいて下さい。 以下にその内容を示します。

さあよろしいですか。 新しくインストールした LFS システムの再起動を行いましょう。 まずは chroot 環境から抜けます。

logout

仮想ファイルシステムをアンマウントします。

umount -v $LFS/dev/pts
mountpoint -q $LFS/dev/shm && umount -v $LFS/dev/shm
umount -v $LFS/dev
umount -v $LFS/run
umount -v $LFS/proc
umount -v $LFS/sys

複数のパーティションを生成していた場合は、メインのパーティションをアンマウントする前に、個々のパーティションをアンマウントします。

umount -v $LFS/home
umount -v $LFS

LFS ファイルシステムそのものをアンマウントします。

umount -v $LFS

システムを再起動します。

これまでの作業にて GRUB ブートローダーが設定されているはずです。 そのメニューには LFS r12.2-29-systemd を起動するためのメニュー項目があるはずです。

再起動が無事行われ LFS システムを使うことができます。 起動後に見えるのはlogin:という単純なプロンプトです。 ここからは BLFS ブック に進んでいき、利用したいソフトウェアをいろいろと追加していくことができます。

再起動がうまく できなかった 場合は、解消していきます。 初期起動時の問題を解決するヒントとして、https://www.linuxfromscratch.org/lfs/troubleshooting.html を参考にしてください。