8.49.1 OpenSSL のインストール
OpenSSL をコンパイルするための準備をします。
./config --prefix=/usr \
--openssldir=/etc/ssl \
--libdir=lib \
shared \
zlib-dynamic
パッケージをコンパイルします。
make
ビルド結果をテストする場合は以下を実行します。
make test
テストスイートでは、利用可能なコアをすべて利用するのがデフォルトです。 少なめのコアを利用したい場合は、HARNESS_JOBS=<N> の指定を行い N
には利用したい論理コア数を指定してください。
パッケージをインストールします。 (INSTALL_LIBS
を空に設定することで、スタティックライブラリをインストールしないようにします。)
make INSTALL_LIBS= MANSUFFIX=ssl install
ドキュメントディレクトリにバージョンを含めます。 他のパッケージとの整合をとるためです。
mv -v /usr/share/doc/openssl /usr/share/doc/openssl-4.1.0
必要であれば、さらにドキュメントをインストールします。
cp -vfr doc/* /usr/share/doc/openssl-4.1.0
注記
ぜい弱性への対処を行った新バージョンが公開されたら、OpenSSL をアップデートすることになります。 OpenSSL 3.0.0
以降では、バージョンのつけ方が MAJOR.MINOR.PATCH という形式になりました。 API/API の互換性は、同一の
MAJOR バージョン番号では保証されます。 本パッケージは libcrypto.so または libssl.so へのリンクを行っていますが、LFS
では共有ライブラリをインストールするだけなので、MAJOR
バージョン番号が同一のアップグレードである限り は、パッケージを再コンパイルする必要はありません。
そうであっても、それらのライブラリにリンクしているプログラムが稼働中であるなら、一度停止してから再起動することが必要です。
詳しくは関連する話が 「アップグレードに関する問題」 にあるので参照してください。