8.81. Sysklogd-2.6.2

Sysklogd パッケージは、例えばカーネルが異常発生時に出力するログのような、システムログメッセージを取り扱うプログラムを提供します。

概算ビルド時間: 0.1 SBU 以下
必要ディスク容量: 3.9 MB

8.81.1. Sysklogd のインストール

本パッケージ をコンパイルするための準備をします。

./configure --prefix=/usr      \
            --sysconfdir=/etc  \
            --runstatedir=/run \
            --without-logger   \
            --docdir=/usr/share/doc/sysklogd-2.6.2

パッケージをコンパイルします。

make

このパッケージにテストスイートはありません。

パッケージをインストールします。

make install

8.81.2. Sysklogd の設定

以下を実行して /etc/syslog.conf ファイルを生成します。

cat > /etc/syslog.conf << "EOF"
# Begin /etc/syslog.conf

auth,authpriv.* -/var/log/auth.log
*.*;auth,authpriv.none -/var/log/sys.log
daemon.* -/var/log/daemon.log
kern.* -/var/log/kern.log
mail.* -/var/log/mail.log
user.* -/var/log/user.log
*.emerg *

# Do not open any internet ports.
secure_mode 2

# End /etc/syslog.conf
EOF

8.81.3. Sysklogd の構成

インストールプログラム: syslogd

概略説明

syslogd

システムプログラムが出力するログ情報を出力します。 出力されるログ情報には少なくとも処理日付、ホスト名が出力されます。 また通常はプログラム名も出力されます。 ただこれはログ出力デーモンがどれだけ信頼のおけるものであるかに依存する情報です。