8.52. Sqlite-3500400

SQLite パッケージは トランザクション SQL データベースエンジンです。 特徴として、自己完結 (self-contained) していて、サーバーモジュールが不要、かつ設定が不要なものです。

概算ビルド時間: 0.4 SBU
必要ディスク容量: 71 MB

8.52.1. Sqlite のインストール

ドキュメントを伸長(解凍)します。

tar -xf ../sqlite-doc-3500400.tar.xz

Sqlite をコンパイルするための準備をします。

./configure --prefix=/usr    \
            --disable-static  \
            --enable-fts{4,5} \
            CPPFLAGS="-D SQLITE_ENABLE_COLUMN_METADATA=1 \
                      -D SQLITE_ENABLE_UNLOCK_NOTIFY=1   \
                      -D SQLITE_ENABLE_DBSTAT_VTAB=1     \
                      -D SQLITE_SECURE_DELETE=1"

make オプションの意味

--enable-fts{4,5}

このスイッチは完全文字列検索 (full text search; FTS) 拡張機能のバージョン 4 と 5 を有効にします。

CPPFLAGS="-D SQLITE_ENABLE_COLUMN_METADATA=1 ...

アプリケーションの中には本オプションを有効にしておく必要のあるものがあります。 これを行うため、CFLAGS または CPPFLAGS の中に含めることにします。 後者まで利用するのは、CFLAGS のデフォルト値 (あるいはユーザーが明示した値) では適用されないためです。 詳細は https://www.sqlite.org/compile.html を参照してください。

パッケージをコンパイルします。

make

このパッケージにテストスイートはありません。

パッケージをインストールします。

make install

必要であればドキュメントをインストールします。

install -v -m755 -d /usr/share/doc/sqlite-3.50.4
cp -v -R sqlite-doc-3500400/* /usr/share/doc/sqlite-3.50.4

8.52.2. Sqlite の構成

インストールプログラム: sqlite3
インストールライブラリ: libsqlite3.so
インストールディレクトリ: /usr/share/doc/sqlite-3.50.4

概略説明

sqlite3

端末操作により SQLite ライブラリへアクセスするフロントエンドです。 クエリーを対話的に実行しその結果を得ることができます。

libsqlite3.so

SQLite API 関数を提供します。