SQLite パッケージは トランザクション SQL データベースエンジンです。 特徴として、自己完結 (self-contained) していて、サーバーモジュールが不要、かつ設定が不要なものです。
ドキュメントを伸長(解凍)します。
tar -xf ../sqlite-doc-3510000.tar.xz
Sqlite をコンパイルするための準備をします。
./configure --prefix=/usr \
--disable-static \
--enable-fts{4,5} \
CPPFLAGS="-D SQLITE_ENABLE_COLUMN_METADATA=1 \
-D SQLITE_ENABLE_UNLOCK_NOTIFY=1 \
-D SQLITE_ENABLE_DBSTAT_VTAB=1 \
-D SQLITE_SECURE_DELETE=1"
configure オプションの意味
--enable-fts{4,5}
このスイッチは完全文字列検索 (full text search; FTS) 拡張機能のバージョン 4 と 5 を有効にします。
CPPFLAGS="-D
SQLITE_ENABLE_COLUMN_METADATA=1 ...
アプリケーションの中には本オプションを有効にしておく必要のあるものがあります。 これを行うため、CFLAGS または CPPFLAGS の中に含めることにします。 後者まで利用するのは、CFLAGS のデフォルト値 (あるいはユーザーが明示した値) では適用されないためです。 詳細は https://www.sqlite.org/compile.html を参照してください。
パッケージをコンパイルします。
make LDFLAGS.rpath=""
LDFLAGS.rpath=""
オプションを指定するのは、検索パス (rpath) がハードコーディングされて共有ライブラリに埋め込まれることを避けるためです。
このパッケージでは、標準的なインストール先にインストールする限り rpath は不要です。 むしろ rpath
は予期しない動作となったり、場合によってはセキュリティに関する問題を起こす可能性すらあります。
このパッケージにテストスイートはありません。
パッケージをインストールします。
make install
必要であればドキュメントをインストールします。
install -v -m755 -d /usr/share/doc/sqlite-3.51.0 cp -v -R sqlite-doc-3510000/* /usr/share/doc/sqlite-3.51.0