Libcap パッケージは、Linux カーネルにおいて利用される POSIX 1003.1e 機能へのユーザー空間からのインターフェースを実装します。 この機能は、強力な root 権限機能を他の権限へと分散します。
既存システム上にて本パッケージの更新を行う場合であって go
コンパイラーがインストールされているなら、ビルドエラーが発生しないように、以下のコマンド実行にあたっては export GOLANG=no を指定します。
インストールが終了したら GOLANG を unset
することを忘れないでください。
スタティックライブラリをインストールしないようにします。
sed -i '/install -m.*STA/d' libcap/Makefile
パッケージをコンパイルします。
make prefix=/usr lib=lib
make オプションの意味
lib=lib
このパラメーターは x86_64 においてライブラリを /usr/lib64 ではなく /usr/lib にインストールするようにします。 x86
においては何も効果はありません。
ビルド結果をテストする場合は以下を実行します。
make test
パッケージをインストールします。
make prefix=/usr lib=lib install