mdadm-4.2

mdadm の概要

mdadm パッケージは、ソフトウェア RAID を実現する管理ツールを提供します。

[注記]

注記

LFS や依存パッケージが本ブックに示す最新安定バージョンでなかった場合には、BLFS 開発版においては、パッケージのビルドや処理実行が適切に行われないことがあります。

パッケージ情報

mdadm Dependencies

Optional

A MTA

[注意]

注意

Kernel versions in series 4.1 through 4.4.1 have a broken RAID implementation. Use a kernel with version at or above 4.4.2.

カーネルの設定

カーネルに対する設定として以下のオプションを有効にする必要があります。 必要ならカーネルを再コンパイルしてください。

Device Drivers --->
  [*] Multiple devices driver support (RAID and LVM) --->                   [MD]
    <*/M>   RAID support                                            [BLK_DEV_MD]
    [*]       Autodetect RAID arrays during kernel boot          [MD_AUTODETECT]
    # Only the RAID types desired are required:
    < /*/M> RAID-0 (striping) mode                                    [MD_RAID0]
    < /*/M> RAID-1 (mirroring) mode                                   [MD_RAID1]
    < /*/M> RAID-10 (mirrored striping) mode                         [MD_RAID10]
    < /*/M> RAID-4/RAID-5/RAID-6 mode                               [MD_RAID456]

mdadm のインストール

以下のコマンドを実行して mdadm をビルドします。

make

This package does not come with a working test suite.

root ユーザーになって以下を実行します。

make BINDIR=/usr/sbin install

コマンド説明

--make everything: このターゲットは追加のプログラムを生成するもので、スタティックリンク版の mdadm を作り出します。 これらのプログラムは手動でインストールする必要があります。

パッケージ構成

インストールプログラム: mdadm, mdmon
インストールライブラリ: なし
インストールディレクトリ: なし

概略説明

mdadm

Linux ソフトウェア RAID として知られる MD デバイスを管理します。

mdmon

MD デバイスの外部メタデータ情報を監視します。