JOE-4.6

JOE の概要

JOE (Joe's own editor) は、WordStar, Pico, Emacs といったエディターの機能をエミュレートする軽量なテキストエディターです。

[注記]

注記

LFS や依存パッケージが本ブックに示す最新安定バージョンでなかった場合には、BLFS 開発版においては、パッケージのビルドや処理実行が適切に行われないことがあります。

パッケージ情報

JOE のインストール

以下のコマンドを実行して JOE をビルドします。

./configure --prefix=/usr     \
            --sysconfdir=/etc \
            --docdir=/usr/share/doc/joe-4.6 &&
make

このパッケージにテストスイートはありません。

root になって以下を実行します。

make install &&

install -vm 755 joe/util/{stringify,termidx,uniproc} /usr/bin

JOE の設定

設定ファイル

/etc/joe/jmacsrc, /etc/joe/joerc, /etc/joe/jpicorc, /etc/joe/jstarrc, /etc/joe/rjoerc, ~/.joerc

パッケージ構成

インストールプログラム: jmacs, joe, jpico, jstar, rjoe, stringify, termidx, uniproc
インストールライブラリ: なし
インストールディレクトリ: /etc/joe, /usr/share/joe, /usr/share/doc/joe-4.6

概略説明

jmacs

joe へのシンボリックリンクであり Emacs エミュレーションモードで起動します。

joe

軽量なテキストエディターであり、WordStar, Pico, Emacs といったエディター機能をエミュレートします。

jpico

joe へのシンボリックリンクであり Pico エミュレーションモードで起動します。

jstar

joe へのシンボリックリンクであり WordStar エミュレーションモードで起動します。

rjoe

joe へのシンボリックリンクであり、コマンドラインから指定されたファイルのみを編集するように、限定的に JOE を起動します。

stringify

is a program used by joe to convert rc and .jsf files into a C file (see /usr/share/doc/joe-4.6/util/README)

termidx

joe を利用して termcap インデックスファイルを生成します。 (/usr/share/doc/joe-4.6/util/README 参照)

uniproc

is a program used by joe to generate joe's unicode database file unicat.c from Blocks.txt CaseFolding.txt EastAsianWidth.txt and UnicodeData.txt (find them at /usr/share/doc/joe-4.6/util; see usr/share/doc/joe-4.6/util/README)