BLFS の作業説明では、各パッケージのソースファイルに対し、二通りの入手方法を示しています。 一つは HTTP によるリンク、もう一つは FTP によるリンクです。(パッケージによっては、いずれか一方のリンクしかない場合もあります。) これらのリンクは常に正しいものとなるよう努めています。 しかし World Wide Web というものは流動的なものです。 パッケージの場所が移動していたり更新されていたりして、説明されている URL が利用できないこともあります。
このような状況を避けるために BLFS チームはオレゴン州立大学のオープンソースラボ (Oregon State University Open Source Lab) の協力のもと、HTTP/FTP によりアクセス可能なサイトを用意しています。 詳しくは https://www.linuxfromscratch.org/blfs/download.html#sources を参照してください。 このサイトでは BLFS が利用するすべてのパッケージの正しいバージョンによるソースを提供しています。 BLFS のパッケージが入手できなかった時には、このサイトを利用してください。
ここで皆さんにお願い致します。 ソースファイル類は自由に利用できるパブリックなリソースであるわけですが、これらをいたずらに乱したくありません。 既に個々のパッケージソースを特に熟慮することもなくダウンロードしていますが、中にはパッケージソースを即座に認識できるようにと、同一ファイルに対して複数のコピーが含まれる場合もあります。 それらは(シンボリックリンクを通じて)別のサイトに置かれている場合もあります。 ダウンロードしたいファイルがどれであるのか、なかなか分かりにくくなっています。 ですから本当にダウンロードすべき場所は、そのパッケージの開発者が提供するサイトということになります。 初めは是非、そのような開発者サイトを参照して頂くようお願いします。