libpeas-1.36.0

libpeas の概要

libpeas は GObject ベースのプラグインエンジンです。 これはすべてのアプリケーションに対して、独自の拡張性を持つ機会を与えることを目指しています。

[注記]

注記

LFS や依存パッケージが本ブックに示す最新安定バージョンでなかった場合には、BLFS 開発版においては、パッケージのビルドや処理実行が適切に行われないことがあります。

パッケージ情報

libpeas の依存パッケージ

必須

gobject-introspection-1.78.1, GTK+-3.24.38

推奨

任意

Gi-DocGen-2023.3, Glade, embed, LGI (for LUA bindings, built with LUA-5.1), with either luajit or LUA-5.1

libpeas のインストール

以下のコマンドを実行して libpeas をビルドします。

mkdir build &&
cd    build &&

meson setup --prefix=/usr          \
            --buildtype=release    \
            --wrap-mode=nofallback \
            ..                     &&
ninja

If you have Gi-DocGen-2023.3 installed and wish to build the API documentation for this package, issue:

sed "/docs_dir =/s@\$@/ 'libpeas-1.36.0'@" \
    -i ../docs/reference/meson.build       &&
meson configure -Dgtk_doc=true             &&
ninja

ビルド結果をテストする場合は ninja test を実行します。 An active graphical session with bus address is necessary to run the tests.

root ユーザーになって以下を実行します。

ninja install

コマンド説明

--buildtype=release: 本パッケージの安定版リリース向けに適したビルドタイプを指定します。 デフォルトにしていると、最適化されていないバイナリを生成する場合があるためです。

--wrap-mode=nofallback: This switch prevents meson from using subproject fallbacks for any dependency declarations in the build files, stopping it downloading any optional dependency which is not installed on the system.

-Dvapi=true: vapi (vala) データを生成する場合に本スイッチを指定します。

-Ddemos=false: デモプログラムをビルドしたくない場合に本スイッチを指定します。

パッケージ構成

インストールプログラム: peas-demo
インストールライブラリ: libpeas-1.0.so, libpeas-gtk-1.0.so
インストールディレクトリ: /usr/include/libpeas-1.0, /usr/lib/libpeas-1.0, /usr/lib/peas-demo, /usr/share/gtk-doc/html/libpeas (任意インストール)

概略説明

peas-demo

Peas デモプログラム。

libpeas-1.0.so

libpeas API 関数を提供します。

libpeas-gtk-1.0.so

libpeasGTK+ ウィジェットを提供します。