Pixman-0.42.2

Pixman の概要

pixman パッケージは、イメージ合成 (image compositing) や "矩形分割" によるラスター処理 (trapezoid rasterization) など、低レベルなピクセル操作を実現するライブラリを提供します。

[注記]

注記

LFS や依存パッケージが本ブックに示す最新安定バージョンでなかった場合には、BLFS 開発版においては、パッケージのビルドや処理実行が適切に行われないことがあります。

パッケージ情報

Pixman の依存パッケージ

任意

GTK+-2.24.33, libpng-1.6.40 (テストおよびデモにて必要)

Pixman のインストール

以下のコマンドを実行して Pixman をビルドします。

mkdir build &&
cd    build &&

meson setup --prefix=/usr --buildtype=release &&
ninja

ビルド結果をテストする場合は ninja test を実行します。

root ユーザーになって以下を実行します。

ninja install

Command Explanations

--buildtype=release: 本パッケージの安定版リリース向けに適したビルドタイプを指定します。 デフォルトにしていると、最適化されていないバイナリを生成する場合があるためです。

パッケージ構成

インストールプログラム: なし
インストールライブラリ: libpixman-1.so
インストールディレクトリ: /usr/include/pixman-1

概略説明

libpixman-1.so

ピクセルを取り扱う低レベル関数を提供します。