libtiff-4.6.0

libtiff の概要

LibTIFF パッケージは TIFF ライブラリと関連ユーティリティを提供します。 ライブラリは TIFF ファイルを入出力するために各種のプログラムが利用しています。 またユーティリティは TIFF ファイルを全般的に取り扱う有用なものです。

[注記]

注記

LFS や依存パッケージが本ブックに示す最新安定バージョンでなかった場合には、BLFS 開発版においては、パッケージのビルドや処理実行が適切に行われないことがあります。

パッケージ情報

  • ダウンロード (HTTP): https://download.osgeo.org/libtiff/tiff-4.6.0.tar.gz

  • ダウンロード MD5 sum: fc7d49a9348b890b29f91a4ecadd5b49

  • ダウンロードサイズ: 3.4 MB

  • 必要ディスク容量: 46 MB(テスト込み)

  • 概算ビルド時間: 0.2 SBU(テスト込み)

libtiff の依存パッケージ

推奨

任意

Freeglut-3.4.0 (required for tiffgt), libjpeg-turbo-3.0.1, sphinx-7.2.6, libwebp-1.3.2, JBIG-KIT, and LERC

libtiff のインストール

以下のコマンドを実行して libtiff をビルドします。

mkdir -p libtiff-build &&
cd       libtiff-build &&

cmake -DCMAKE_INSTALL_DOCDIR=/usr/share/doc/libtiff-4.6.0 \
      -DCMAKE_INSTALL_PREFIX=/usr -G Ninja .. &&
ninja

ビルド結果をテストする場合は ninja test を実行します。

root ユーザーになって以下を実行します。

ninja install

パッケージ構成

インストールプログラム: tiffcp, tiffdump, tiffinfo, tiffset, tiffsplit
インストールライブラリ: libtiff.so, libtiffxx.so
インストールディレクトリ: /usr/share/doc/tiff-4.6.0

概略説明

tiffcp

TIFF ファイルをコピー (また可能なら変換) を行います。

tiffdump

TIFF ファイルのそのままの情報を出力します。

tiffinfo

TIFF ファイルの情報を出力します。

tiffset

TIFF のヘッダーに指定値をセットします。

tiffsplit

複数イメージを持つ TIFF ファイルを単一イメージの TIFF ファイルに分割します。

libtiff.so

TIFF ファイルの入出力を行う libtiff プログラムや他のプログラムに対しての API 関数を提供します。

libtiffxx.so

TIFF ファイルの入出力を行うプログラムが利用する C++ の API 関数を提供します。