cpio パッケージはアーカイブ処理ツールを提供します。
LFS や依存パッケージが本ブックに示す最新安定バージョンでなかった場合には、BLFS 開発版においては、パッケージのビルドや処理実行が適切に行われないことがあります。
ダウンロード (HTTP): https://ftp.gnu.org/gnu/cpio/cpio-2.14.tar.bz2
ダウンロード MD5 sum: b153e1843561841d37190e48b891188d
ダウンロードサイズ: 1.5 MB
必要ディスク容量: 19 MB (テストとドキュメント込み)
概算ビルド時間: 0.2 SBU (テストとドキュメント込み)
以下のコマンドを実行して cpio をビルドします。
./configure --prefix=/usr \
--enable-mt \
--with-rmt=/usr/libexec/rmt &&
make &&
makeinfo --html -o doc/html doc/cpio.texi &&
makeinfo --html --no-split -o doc/cpio.html doc/cpio.texi &&
makeinfo --plaintext -o doc/cpio.txt doc/cpio.texi
texlive-20230313 をインストールしていて PDF や Postscript のドキュメントを生成したい場合は、以下のいずれか、あるいは両方のコマンドを実行します。
make -C doc pdf && make -C doc ps
ビルド結果をテストする場合は make check を実行します。
root ユーザーになって以下を実行します。
make install &&
install -v -m755 -d /usr/share/doc/cpio-2.14/html &&
install -v -m644 doc/html/* \
/usr/share/doc/cpio-2.14/html &&
install -v -m644 doc/cpio.{html,txt} \
/usr/share/doc/cpio-2.14
PDF や Postscript のドキュメントをビルドした場合は、root ユーザーになって以下のコマンドを実行します。
install -v -m644 doc/cpio.{pdf,ps,dvi} \
/usr/share/doc/cpio-2.14
--enable-mt: このパラメーターは
mt
プログラムをビルドしインストールすることを指示します。
--with-rmt=/usr/libexec/rmt:
このパラメーターは rmt
プログラムをビルドしないようにします。 そのプログラムは LFS における Tar パッケージにて既にインストールされています。