libevent は非同期のイベント通知を行うライブラリです。 libevent API はコールバック関数の実行メカニズムを提供します。 ファイル上にて指定されたイベントが発生したり、そのイベントがタイムアウトが発生したりした時のコールバック関数を呼び出します。 またシグナルや通常のタイムアウトのコールバックにも対応します。
LFS や依存パッケージが本ブックに示す最新安定バージョンでなかった場合には、BLFS 開発版においては、パッケージのビルドや処理実行が適切に行われないことがあります。
ダウンロード (HTTP): https://github.com/libevent/libevent/releases/download/release-2.1.12-stable/libevent-2.1.12-stable.tar.gz
ダウンロード MD5 sum: b5333f021f880fe76490d8a799cd79f4
ダウンロードサイズ: 1.0 MB
必要ディスク容量: 20 MB (テスト実施時さらには 4 MB、APIドキュメント生成時はさらに 4 MB)
概算ビルド時間: 0.3 SBU (テスト実施時はさらに 11 SBU)
Doxygen-1.9.8 (API ドキュメント生成のため)
First, fix an issue that prevents event_rpcgen.py from working:
sed -i 's/python/&3/' event_rpcgen.py
以下のコマンドを実行して libevent をビルドします。
./configure --prefix=/usr --disable-static && make
Doxygen-1.9.8 をインストールしていて API ドキュメントを生成したい場合は以下を実行します。
doxygen Doxyfile
ビルド結果をテストする場合は make
verify を実行します。 Six tests in every suite related to
regress_ssl.c
and regress_http.c
are known to fail due to
incompatibilities with OpenSSL-3. Some tests that are related to
regress_dns.c
are also known to fail
intermittently due to insufficient test timeouts.
root
ユーザーになって以下を実行します。
make install
API ドキュメントを生成した場合は root
ユーザーになって以下のコマンドを実行してインストールします。
install -v -m755 -d /usr/share/doc/libevent-2.1.12/api && cp -v -R doxygen/html/* \ /usr/share/doc/libevent-2.1.12/api
--disable-static
:
このスイッチはスタティックライブラリをインストールしないようにします。