Epiphany は、一般のユーザーを対象とした、シンプルかつ強力な GNOME ウェブブラウザーです。 このパッケージは単純性とコンプライアンス準拠を目指しています。
LFS や依存パッケージが本ブックに示す最新安定バージョンでなかった場合には、BLFS 開発版においては、パッケージのビルドや処理実行が適切に行われないことがあります。
ダウンロード (HTTP): https://download.gnome.org/sources/epiphany/45/epiphany-45.1.tar.xz
ダウンロード MD5 sum: b73b59a9f20c541f455f93f7fbef4762
ダウンロードサイズ: 3.8 MB
必要ディスク容量: 55 MB (with tests)
概算ビルド時間: 0.3 SBU (with tests; both using parallelism=4)
Gcr-4.1.0, gnome-desktop-44.0, ISO Codes-4.15.0, JSON-GLib-1.8.0, libadwaita-1.4.2, libportal-0.7.1, Nettle-3.9.1, WebKitGTK-2.42.4 (built with GTK-4)
gnome-keyring-42.1 (強力なパスワードのため), Seahorse-43.0 (パスワード管理のため)
以下のコマンドを実行して Epiphany をビルドします。
mkdir build && cd build && meson setup --prefix=/usr --buildtype=release .. && ninja
root
ユーザーになって以下を実行します。
ninja install
「DESTDIR」
手法により本パッケージをインストールする場合 /usr/share/glib-2.0/schemas/gschemas.compiled
は生成更新されません。 このファイルを生成更新するためには root
ユーザーになって以下のコマンドを実行します。
glib-compile-schemas /usr/share/glib-2.0/schemas
本パッケージをインストールしていない状態では、テストが 1 つ失敗します。 したがってテストスイートは、インストールを終えてから行うのがよいでしょう。 テストする場合は LC_ALL=en_US.UTF-8 ninja test を実行します。 テストはグラフィックセッション内にて実行する必要があります。
--buildtype=release
:
本パッケージの安定版リリース向けに適したビルドタイプを指定します。
デフォルトにしていると、最適化されていないバイナリを生成する場合があるためです。