Epiphany-45.1

Epiphany の概要

Epiphany は、一般のユーザーを対象とした、シンプルかつ強力な GNOME ウェブブラウザーです。 このパッケージは単純性とコンプライアンス準拠を目指しています。

[注記]

注記

LFS や依存パッケージが本ブックに示す最新安定バージョンでなかった場合には、BLFS 開発版においては、パッケージのビルドや処理実行が適切に行われないことがあります。

パッケージ情報

Epiphany の依存パッケージ

必須

Gcr-4.1.0, gnome-desktop-44.0, ISO Codes-4.15.0, JSON-GLib-1.8.0, libadwaita-1.4.2, libportal-0.7.1, Nettle-3.9.1, WebKitGTK-2.42.4 (built with GTK-4)

任意

Appstream-Glib and Granite

実行時の依存パッケージ

gnome-keyring-42.1 (強力なパスワードのため), Seahorse-43.0 (パスワード管理のため)

編集ノート: https://wiki.linuxfromscratch.org/blfs/wiki/epiphany

Epiphany のインストール

以下のコマンドを実行して Epiphany をビルドします。

mkdir build &&
cd    build &&

meson setup --prefix=/usr --buildtype=release .. &&
ninja

root ユーザーになって以下を実行します。

ninja install
[注記]

注記

DESTDIR 手法により本パッケージをインストールする場合 /usr/share/glib-2.0/schemas/gschemas.compiled は生成更新されません。 このファイルを生成更新するためには root ユーザーになって以下のコマンドを実行します。

glib-compile-schemas /usr/share/glib-2.0/schemas

本パッケージをインストールしていない状態では、テストが 1 つ失敗します。 したがってテストスイートは、インストールを終えてから行うのがよいでしょう。 テストする場合は LC_ALL=en_US.UTF-8 ninja test を実行します。 テストはグラフィックセッション内にて実行する必要があります。

Command Explanations

--buildtype=release: 本パッケージの安定版リリース向けに適したビルドタイプを指定します。 デフォルトにしていると、最適化されていないバイナリを生成する場合があるためです。

パッケージ構成

インストールプログラム: epiphany
インストールライブラリ: なし
インストールディレクトリ: /usr/{lib,libexec,share,share/help/*}/epiphany

概略説明

epiphany

WebKit2 レンダリングエンジンに基づいた GNOME ウェブブラウザー。