BLFS のその先

本書を通じてインストールするパッケージは「氷山の一角」にすぎません。 私たちが望むのは、LFS ブックや BLFS ブックを通じて、皆さんがたくさんのことを経験して頂くことです。 そして本書には含まれていないパッケージであっても、コンパイル、インストール、設定を行うことができる技術を身につけて頂くことです。

パッケージのインストール先として //usr ではないディレクトリを選んだとしたら、たいていのマシンにおいてはデフォルト環境の設定範囲外にインストールするものとなります。 そんなときに何をどのようにすべきかは、以下に示す例が参考になります。 この例は、更新すべき設定内容をすべてにわたって網羅していますが、状況によるものであるため、すべてを必要とするわけではありません。

探しているパッケージが本書に示されていない場合は、以下に示すさまざまな方法によりパッケージを探し出すことができます。

以下は新しいパッケージを取り扱うための一般的なヒントです。

[ヒント]

ヒント

探し出したパッケージが .deb.rpm という形式でしか提供されていない場合、rpm2targzdeb2targz というスクリプトを使うことができます。 これらは https://anduin.linuxfromscratch.org/BLFS/extras/deb2targz.tar.bz2 https://anduin.linuxfromscratch.org/BLFS/extras/rpm2targz.tar.bz2 にあります。 これらを使えば、アーカイブファイルを単純な tar.gz 形式に変換することができます。

You may also find an rpm2cpio script useful. The Perl version in the linux kernel archives at https://lore.kernel.org/all/20021016121842.GA2292@ncsu.edu/2-rpm2cpio works for most source rpms. The rpm2targz script will use an rpm2cpio script or binary if one is on your path. Note that rpm2cpio will unpack a source rpm in the current directory, giving a tarball, a spec file, and perhaps patches or other files.