Telepathy GLib パッケージは、GLib ベースの Telepathy コンポーネントに対するライブラリです。 Telepathy コンポーネントは D-Bus フレームワークであり、リアルタイムなコミュニケーション、インスタントメッセージ、音声あるいはビデオコールを共通化します。 アプリケーションに対し共通化されたインターフェースを提供することで、各種プロトコルの差異を抽象化するものです。
LFS や依存パッケージが本ブックに示す最新安定バージョンでなかった場合には、BLFS 開発版においては、パッケージのビルドや処理実行が適切に行われないことがあります。
ダウンロード (HTTP): https://telepathy.freedesktop.org/releases/telepathy-glib/telepathy-glib-0.24.2.tar.gz
ダウンロード MD5 sum: a3a75657e9389381b44fee1680f770a7
ダウンロードサイズ: 3.7 MB
必要ディスク容量: 256 MB
概算ビルド時間: 1.2 SBU
dbus-glib-0.112, libxslt-1.1.39
gobject-introspection-1.78.1, Vala-0.56.14
If you intend to run the tests, one of them defaults to invoking
/usr/bin/python
and fails if it is
absent, causing the second batch of tests to not run - unlike the
other tests which can be overridden from the environment. Fix it
with the following command:
sed -i 's%/usr/bin/python%&3%' tests/all-errors-documented.py
以下のコマンドを実行して Telepathy GLib をビルドします。
PYTHON=/usr/bin/python3 ./configure --prefix=/usr \ --enable-vala-bindings \ --disable-static && make
ビルド結果をテストする場合は make -k check を実行します。
root
ユーザーになって以下を実行します。
make install
--enable-vala-bindings
:
このスイッチは Vala バインディングをビルドします。 Vala-0.56.14 をインストールしていない場合はこれを取り除いてください。
--disable-static
:
このスイッチはスタティックライブラリをインストールしないようにします。
--enable-gtk-doc
: GTK-Doc をインストール済で API ドキュメントを再構築する場合に指定します。