telepathy-glib-0.24.2

Telepathy GLib の概要

Telepathy GLib パッケージは、GLib ベースの Telepathy コンポーネントに対するライブラリです。 Telepathy コンポーネントは D-Bus フレームワークであり、リアルタイムなコミュニケーション、インスタントメッセージ、音声あるいはビデオコールを共通化します。 アプリケーションに対し共通化されたインターフェースを提供することで、各種プロトコルの差異を抽象化するものです。

[注記]

注記

LFS や依存パッケージが本ブックに示す最新安定バージョンでなかった場合には、BLFS 開発版においては、パッケージのビルドや処理実行が適切に行われないことがあります。

パッケージ情報

Telepathy GLib の依存パッケージ

必須

dbus-glib-0.112, libxslt-1.1.39

推奨

Optional

GTK-Doc-1.33.2

Telepathy Glib のインストール

If you intend to run the tests, one of them defaults to invoking /usr/bin/python and fails if it is absent, causing the second batch of tests to not run - unlike the other tests which can be overridden from the environment. Fix it with the following command:

sed -i 's%/usr/bin/python%&3%' tests/all-errors-documented.py

以下のコマンドを実行して Telepathy GLib をビルドします。

PYTHON=/usr/bin/python3 ./configure --prefix=/usr          \
                                    --enable-vala-bindings \
                                    --disable-static       &&
make

ビルド結果をテストする場合は make -k check を実行します。

root ユーザーになって以下を実行します。

make install

コマンド説明

--enable-vala-bindings: このスイッチは Vala バインディングをビルドします。 Vala-0.56.14 をインストールしていない場合はこれを取り除いてください。

--disable-static: このスイッチはスタティックライブラリをインストールしないようにします。

--enable-gtk-doc: GTK-Doc をインストール済で API ドキュメントを再構築する場合に指定します。

パッケージ構成

インストールプログラム: なし
インストールライブラリ: libtelepathy-glib.so
インストールディレクトリ: /usr/include/telepathy-1.0 and /usr/share/gtk-doc/html/telepathy-glib

概略説明

libtelepathy-glib.so

Telepathy GLib の API 関数を提供します。