Raptor-2.0.16

Raptor の概要

Raptor は C ライブラリであり、RDF (Resource Description Framework) の三つの要素 = トリプル (triples) に対してのパーサーおよびシリアライザーを提供します。

[注記]

注記

LFS や依存パッケージが本ブックに示す最新安定バージョンでなかった場合には、BLFS 開発版においては、パッケージのビルドや処理実行が適切に行われないことがあります。

パッケージ情報

  • ダウンロード (HTTP): https://download.librdf.org/source/raptor2-2.0.16.tar.gz

  • ダウンロード MD5 sum: 0a71f13b6eaa0a04bf411083d89d7bc2

  • ダウンロードサイズ: 1.7 MB

  • 必要ディスク容量: 25 MB (テスト実施時はさらに 2 MB)

  • 概算ビルド時間: 0.1 SBU (テスト実施時はさらに 0.3 SBU)

Raptor の依存パッケージ

必須

cURL-8.5.0, libxslt-1.1.39

任意

GTK-Doc-1.33.2, ICU-74.1, libyajl

Raptor のインストール

First, fix an incompatibility with libxml2-2.11.x:

sed -i 's/20627/20627 \&\& LIBXML_VERSION < 21100/' src/raptor_libxml.c

以下のコマンドを実行して Raptor をビルドします。

./configure --prefix=/usr --disable-static &&
make

ビルド結果をテストする場合は make check を実行します。 Several of the XML tests may fail.

root ユーザーになって以下を実行します。

make install

コマンド説明

--disable-static: このスイッチはスタティックライブラリをインストールしないようにします。

--with-icu-config=/usr/bin/icu-config: ICU-74.1 をインストールしていて、ICU-74.1 サポートをビルドしたい場合に本スイッチを指定します。

パッケージ構成

インストールプログラム: rapper
インストールライブラリ: libraptor2.so
インストールディレクトリ: /usr/include/raptor2, /usr/share/gtk-doc/html/raptor2

概略説明

rapper

RDF 解析およびシリアライズを行うユーティリティ。

libraptor2.so

Raptor API 関数を提供します。