LZO-2.10

LZO の概要

LZO はデータ圧縮ライブラリであり、リアルタイムにデータ圧縮、復元を実現します。 圧縮率に対する処理速度の向上が図れます。

[注記]

注記

LFS や依存パッケージが本ブックに示す最新安定バージョンでなかった場合には、BLFS 開発版においては、パッケージのビルドや処理実行が適切に行われないことがあります。

パッケージ情報

LZO のインストール

以下のコマンドを実行して LZO をビルドします。

./configure --prefix=/usr                    \
            --enable-shared                  \
            --disable-static                 \
            --docdir=/usr/share/doc/lzo-2.10 &&
make

ビルド結果をテストする場合は make check を実行します。 チェックはすべて正常に終了するはずです。 その後に make test を入力て、すべてのテストスイートを実行します。

root ユーザーになって以下を実行します。

make install

コマンド説明

--disable-static: このスイッチはスタティックライブラリをインストールしないようにします。

パッケージ構成

インストールプログラム: なし
インストールライブラリ: liblzo2.so
インストールディレクトリ: /usr/include/lzo, /usr/share/doc/lzo

概略説明

liblzo2.so

データ圧縮および復元を行うライブラリです。