Fontconfig のインストール
以下のコマンドを実行して Fontconfig をビルドします。
./configure --prefix=/usr \
--sysconfdir=/etc \
--localstatedir=/var \
--disable-docs \
--docdir=/usr/share/doc/fontconfig-2.14.2 &&
make
ビルド結果をテストする場合は make
check を実行します。 One test is known to fail if the
kernel does not support user namespaces. Some tests will download
some font files via Internet.
root
になって以下を実行します。
make install
configure
スクリプトにおけるパラメーター --disable-docs
をそのまま指定した場合は、あらかじめ生成されているドキュメントをインストールすることもできます。 これを実行するには
root
ユーザーになって以下のコマンドを実行します。
install -v -dm755 \
/usr/share/{man/man{1,3,5},doc/fontconfig-2.14.2/fontconfig-devel} &&
install -v -m644 fc-*/*.1 /usr/share/man/man1 &&
install -v -m644 doc/*.3 /usr/share/man/man3 &&
install -v -m644 doc/fonts-conf.5 /usr/share/man/man5 &&
install -v -m644 doc/fontconfig-devel/* \
/usr/share/doc/fontconfig-2.14.2/fontconfig-devel &&
install -v -m644 doc/*.{pdf,sgml,txt,html} \
/usr/share/doc/fontconfig-2.14.2
Fontconfig の設定
設定ファイル
/etc/fonts/*, /etc/fonts/conf.d/*,
/usr/share/fontconfig/conf.avail/*
設定情報
Fontconfig の主となる設定ファイルは
/etc/fonts/fonts.conf
です。
通常、このファイルは編集する必要はありません。 設定ファイルはさらに /etc/fonts/local.conf
と、/etc/fonts/conf.d
ディレクトリ内のすべてのファイルが利用されます。
新規にフォントディレクトリの設定を追加するには、/etc/fonts/local.conf
ファイルを新規に作成するか、あるいは既にあるそのファイルを編集します。 あるいは /etc/fonts/conf.d
ディレクトリに新たなファイルを追加して、フォントディレクトリの情報を設定します。 Fontconfig
がフォントの配置場所として定めるデフォルトディレクトリは以下のとおりです。
Fontconfig は /etc/fonts/conf.avail
ディレクトリ内に数多くの設定ファイルの例を提供しています。 /etc/fonts/conf.d
ディレクトリから、それらのファイルへのシンボリックリンクを作成すれば、その設定を利用できるようになります。
たいていのユーザーにとっては、デフォルトの設定だけでも十分です。 設定ファイルの記述方法については /etc/fonts/conf.avail/README
を参照してください。
Fontconfig の詳細な情報については、file:///usr/share/doc/fontconfig-2.14.2/fontconfig-user.html
にあるユーザーマニュアルを参照してください。