できました! LFS システムのインストール終了です。 あなたの輝かしいカスタムメイドの Linux システムが完成したことでしょう。
/etc/lfs-release
というファイルをここで作成することにします。
このファイルを作っておけば、どのバージョンの LFS をインストールしたのか、すぐに判別できます。
(もしあなたが質問を投げた時には、我々もすぐに判別できることになります。) 以下のコマンドによりこのファイルを生成します。
echo 12.2-systemd > /etc/lfs-release
インストールシステムの情報を表わした 2 つのファイルがあれば、これからシステムにインストールするパッケージにおいて利用していくことができます。 パッケージはバイナリ形式であっても、ビルドするものであってもかまいません。
1 つめのファイルは Linux Standards Base (LSB) の観点で、あなたのシステムがどのような状況にあるかを示すものです。 これを作成するために以下のコマンドを実行します。
cat > /etc/lsb-release << "EOF" DISTRIB_ID="Linux From Scratch" DISTRIB_RELEASE="12.2-systemd" DISTRIB_CODENAME="<your name here>" DISTRIB_DESCRIPTION="Linux From Scratch" EOF
2 つめのファイルは、だいたい同じ情報を含むものですが、systemd やグラフィカルデスクトップ環境がこれを利用します。 これを作成するために以下のコマンドを実行します。
cat > /etc/os-release << "EOF" NAME="Linux From Scratch" VERSION="12.2-systemd" ID=lfs PRETTY_NAME="Linux From Scratch 12.2-systemd" VERSION_CODENAME="<your name here>" HOME_URL="https://www.linuxfromscratch.org/lfs/" EOF
'DISTRIB_CODENAME' と 'VERSION_CODENAME' の両項目に対しては、あなたのシステムを特定できるように適切に設定してください。