本書は以下の部から構成されます。
第 I 部では LFS 構築作業を進めるための重要事項について説明します。 また本書のさまざまな情報についても説明します。
第 II 部では、パーティションの生成、パッケージのダウンロード、一時的なツールのコンパイルといった、システム構築の準備作業について説明します。
第 III 部では、最終的な LFS システム構築のために必要となるツールのビルド説明を行います。
第 IV 部では LFS システムの構築作業を順に説明していきます。 そこでは全パッケージのコンパイルとインストール、ブートスクリプトの設定、カーネルのインストールを行います。 出来上がる Linux システムをベースとして、他のソフトウェアを必要に応じて導入し、このシステムを拡張していくことができます。 本書の終わりには、インストール対象のプログラム、ライブラリ、あるいは重要なファイル類についてのさくいんも示します。
第 V 部では、本書における略語や用語、謝辞、パッケージの依存関係、LFS ブートスクリプトの一覧、本書配布のライセンス、パッケージ、プログラム、ライブラリ、スクリプトのさくいんを示します。