8.46. Automake-1.16.5

Automake パッケージは Autoconf が利用する Makefile などを生成するプログラムを提供します。

概算ビルド時間: 0.1 SBU 以下 (テスト込みで約 1.6 SBU)
必要ディスク容量: 115 MB

8.46.1. Automake のインストール

Automake をコンパイルするための準備をします。

./configure --prefix=/usr --docdir=/usr/share/doc/automake-1.16.5

パッケージをコンパイルします。

make

4 つの並行ビルドとすることにより、テストを速く進めることができます。 たとえ論理コア数がそれより少ない場合であっても有用であり、個々のテストにおける内部遅延に関係するためです。 ビルド結果をテストするには以下を実行します。

make -j$(($(nproc)>4?$(nproc):4)) check

$((...)) の部分は、利用したい論理コア数に書き換えてください。

テスト t/subobj.sh は失敗します。

パッケージをインストールします。

make install

8.46.2. Automake の構成

インストールプログラム: aclocal, aclocal-1.16 (aclocal へのハードリンク), automake, automake-1.16 (automake へのハードリンク)
インストールディレクトリ: /usr/share/aclocal-1.16, /usr/share/automake-1.16, /usr/share/doc/automake-1.16.5

概略説明

aclocal

configure.in ファイルの内容に基づいて aclocal.m4 ファイルを生成します。

aclocal-1.16

aclocal へのハードリンク。

automake

Makefile.am ファイルから Makefile.in ファイルを自動生成するツール。 パッケージ内のすべての Makefile.in ファイルを作るには、このプログラムをトップディレクトリから実行します。 configure.in ファイルを調べて、適切な Makefile.am ファイルを検索します。 そして対応する Makefile.in ファイルを生成します。

automake-1.16

automake へのハードリンク。