本パッケージの詳細は 「File の構成」を参照してください。
File パッケージは指定されたファイルの種類を決定するユーティリティを提供します。
ホストシステム上の file コマンドは、これから生成する同コマンドと同一バージョンでなければなりません。 これはシグニチャーファイル生成のために必要となります。 そこで以下のコマンドを実行して、file コマンドの一時的なコピーを生成します。
mkdir build pushd build ../configure --disable-bzlib \ --disable-libseccomp \ --disable-xzlib \ --disable-zlib make popd
configure オプションの意味
--disable-*
configure スクリプトは、ホスト上に特定のライブラリが存在するときに、それを利用しようとします。 ライブラリが存在していて、かつそれに対応するヘッダーファイルが存在していないときに、コンパイルに失敗することがあります。 このオプションは、そういったホストの機能は不要なので利用しないようにします。
File をコンパイルするための準備をします。
./configure --prefix=/usr --host=$LFS_TGT --build=$(./config.guess)
パッケージをコンパイルします。
make FILE_COMPILE=$(pwd)/build/src/file
パッケージをインストールします。
make DESTDIR=$LFS install
クロスコンパイルにとっては libtool アーカイブファイルが邪魔になるため削除します。
rm -v $LFS/usr/lib/libmagic.la
本パッケージの詳細は 「File の構成」を参照してください。