本パッケージの詳細は 「Python 3 の構成」を参照してください。
Python 3 パッケージは Python 開発環境を提供します。 オブジェクト指向プログラミング、スクリプティング、大規模プログラムのプロトタイピング、アプリケーション開発などに有用なものです。 Python はインタープリター言語です。
「python」の名前で始まるパッケージファイルは 2 種類あります。
そのうち、扱うべきファイルは Python-3.11.4.tar.xz
です。 (1 文字めが大文字であるものです。)
Python をコンパイルするための準備をします。
./configure --prefix=/usr \ --enable-shared \ --without-ensurepip
configure パラメーターの意味
--enable-shared
このスイッチはスタティックライブラリをインストールしないようにします。
--without-ensurepip
このスイッチは Python パッケージインストーラーを無効にします。 この段階では必要がないからです。
パッケージをコンパイルします。
make
この時点において、依存パッケージをまだインストールしていないために、ビルドできない Python 3 モジュールがあります。 それでもビルドシステムは、そのようなモジュールをビルドしようとします。 そして一部のファイルのコンパイルが失敗して、コンパイラーメッセージには「致命的エラー」が示されます。 このメッセージは無視できます。 よく確認すべきなのは、トップレベルの make コマンドは失敗していないことです。 任意でビルドすれば良いモジュールは、今ここでのビルドは必要ありません。 それは、この後に 第 8 章 においてビルドされます。
パッケージをインストールします。
make install
本パッケージの詳細は 「Python 3 の構成」を参照してください。