ソフトウェアのインストールがすべて完了しました。 ここでコンピューターを再起動しますが、いくつか注意しておいて下さい。 以下にその内容を示します。
利用するハードウェア用のカーネルドライバーが、それを適切に動作させるために何か別のファームウェアを利用している場合は、firmwares をインストールしてください。
root
ユーザーのパスワードが設定されていることを確認してください。
最後に、以下に示す種々の設定ファイルが適切であるかどうかを確認します。
/etc/bashrc
/etc/dircolors
/etc/fstab
/etc/hosts
/etc/inputrc
/etc/profile
/etc/resolv.conf
/etc/vimrc
/root/.bash_profile
/root/.bashrc
/etc/sysconfig/ifconfig.eth0
さあよろしいですか。 新しくインストールした LFS システムの再起動を行いましょう。 まずは chroot 環境から抜けます。
logout
仮想ファイルシステムをアンマウントします。
umount -v $LFS/dev/pts mountpoint -q $LFS/dev/shm && umount $LFS/dev/shm umount -v $LFS/dev umount -v $LFS/run umount -v $LFS/proc umount -v $LFS/sys
複数のパーティションを生成していた場合は、メインのパーティションをアンマウントする前に、個々のパーティションをアンマウントします。
umount -v $LFS/home umount -v $LFS
LFS ファイルシステムそのものをアンマウントします。
umount -v $LFS
システムを再起動します。
これまでの作業にて GRUB ブートローダーが設定されているはずです。 そのメニューには LFS 12.0 を起動するためのメニュー項目があるはずです。
再起動が無事行われ LFS システムを使うことができます。 起動後に見えるのは「login: 」という単純なプロンプトです。 ここからは BLFS ブック に進んでいき、利用したいソフトウェアをいろいろと追加していくことができます。
再起動がうまく できなかった 場合は、解消していきます。 初期起動時の問題を解決するヒントとして、https://www.linuxfromscratch.org/lfs/troubleshooting.html を参考にしてください。